高村
大著 2002年12月(現在休刊中)
初歩から始める株式投資本はたくさんあります。ある意味、この連載もその類に入るでしょう。しかし、満足できる本は一冊でもあったでしょうか? どの本も、丁寧な解説でわかりやすいものが多いのですが、欲しい情報が抜けていたりなど、読み手にとってベストな本はなかなかありません。そこで、インターネットのよさを利用して、みなさんの疑問や意見から、読者のみなさんにとってベスト投資マニュアルを作っていこうと思っています。ズバリ、かゆいところに手が届く投資講座なのです!
いつでもどこでも、「デフレ」、「倒産」、「失業」など、景気の悪い話を聞くようになって随分と経つ。途中に「ITバブル」などがあって、一時的に良くなったのかもしれないが、それこそまさにアッという間であったわけだ。
お世辞抜きで現状の景気は悪いのである。しかし、投資的観点で見れば、いまが絶好のチャンスといえるのだ。それは、株でもファンドでも、いまは底値であり、たたき売り価格で買えるということなのである。つまり、投資するには絶好の底値がやってきたわけで、「不況だから株を買え」である。
「私は投資とは無縁だ」とか、「経済はわからない」という人もおられよう。しかし、そうはいってもいられないのが現状だ。というのも、厚生年金を中心に年金は確定拠出型年金(日本版401k)時代に移行しつつあるからだ。この確定拠出型年金というのは、いままでの確定した給付金を死亡するまでもらえるという年金制度とは正反対で、積み立てた年金額の総額分しか給付されないという制度だ。簡単に例をあげると、生涯に2000万円年金を積み立てたとしよう。いままでは1年で200万円給付されるとしたら、10年間で2000万、20年間で4000万もらえることとなる。ところが、401kになると1年間200万円の給付だとしたら、積み立てた総額と同額になる最大10年しかもらえないということとなる。この制度のため、老後の蓄えは、1円でも多いほうがよいだろう。そのためにも、株式も含め、あらゆる金融商品を組み合わせて、自己責任で運用し、自己老後資金を管理しなくてはいけなくなってしまったのである。
この確定拠出型年金制度への移行により、先のバブル期の浮ついた感じの「財テク」ではなく、健全な一生をおくるための「運用」としての投資を考える時期が、いま待ったなしできているのである。
この連載では、インターネットを利用した、「運用」手段としての投資を、みなさんと一緒に考えていきたいと思っている。1年前後を目途に連載していく予定なので、末永いお付き合いをお願いしたい。
第1章 「株 基本のキ」
いままで、株式投資とは縁もゆかりもなかったという人にも、ニュースレベルの経済を理解したいという人もサポートした基礎講座。(専門用語なども多少出てくるので、難解なときは質問してくださいね!)
第1回 「株式とは」
気になるニュース・用語 「不良債権」
第2回 「株式発行と借入 資金調達の違い」
気になるニュース・用語 「間接金融から直接金融への移行」
第3回 「株価はどうして動くのか」
気になるニュース・用語 「単位株制度」
第4回 「市場とその特性 その1」
気になるニュース・用語 「日経平均とトピックス」
第5回 「市場とその特性 その2」
気になるニュース・用語 「東証の株式会社化」
コラム#1 「ペイオフ解禁」
第2章 「投資を実際に始めよう」
簡単な各種金融商品の解説から、証券会社の選び方まで。いよいよ投資を始めるという人に最適。
第6回 「株式以外の金融商品」
気になるニュース・用語 「単元株制度」
第7回 「証券会社で扱っている商品」
気になるニュース・用語 「国債の格付け」
第8回 「銀行も投資の窓口」
気になるニュース・用語 「ワールドカップ」
第9回 「簡単・便利なオンライントレード」
気になるニュース・用語 「銀行の総合窓口化」
第10回 「証券会社を選ぶポイントは?」
気になるニュース・用語 「エア・ドゥの破綻」
コラム#2 「出版不況」
第3章 「チャート、指標の見方 基本編」
チャートと指標は投資以外でも活躍するもので、なにかと小難しい感じがするが、意味がわかればこれほど便利なものはない! 今回は基本的なところを解説。
第11回
【チャート編】 日本のチャートは世界一
【指標編】 株価を読む
第12回
【チャート編】 大まかな流れを読み解く
【指標編】 業績がわかれば株の価値がわかる
第13回
【チャート編】 ローソク足の組み合わせ
【指標編】 会社の規模と株価は相関関係
第14回
【チャート編】 一方的な形のローソク足
【指標編】 株価の基準
第15回
【チャート編】 移動平均線と出来高線とローソク足の関係
【指標編】 ものがしやすい指標たち
コラム#3 「8月のニュースから」
第4章 「Webコンテンツを投資にいかす! その1」
アメリカでIT革命が起こったとき、「ITはトレーダーのためにある」と揶揄されたほど、投資に最適なツールである。この章では、そんな投資に利用しやすいITコンテンツを紹介していく。
第16回
Yahoo! JAPAN(http://www.yahoo.co.jp/)
第17回
K-ZONE(http://www.k-zone.co.jp/)
第18回
お気楽株式投資倶楽部(http://www.ops.dti.ne.jp/~glass/)
第19回
MoneyClick(http://moneyclick.ne.jp/)
第20回
@nifty(http://www.nifty.com/)
コラム#4 「デフレ対策? 不良債権処理加速策!?」
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